一定期間における投資信託を計算する場合に必要なことがらをまとめる。用語の意味で理解できない部分があればここを参照せよ。
方針
- 今までに購入した信託を間違っても価格で保持してはいけない。所持してる信託は口数で表すべきであり、投資信託における価格はつねに
口数x基準価格
によって算出すべきである。 - 投資信託をシミュレーションするにあたり、手数料や税金は基本的に不確定要素とはならない。不確定要素として捉えるべきは任意の未来の時間$t_n$における基準価格のみである。
計算すべきもの
信託報酬
信託報酬は一般に定数かつ年率で与えられる。これを$T_\text{year}$(%)とし、所持している口数を$Q(t_n)$とすれば、減少する口数$Q(t_n^{\text{end}})-Q(t_{n+1}^{\text{start}})$は以下のように表せる。
\[ Q(t_n^{\text{end}})-Q(t_{n+1}^{\text{start}}) = \frac{Q(t_n^{\text{end}}) T_\text{year}}{100\times365} \]
ただし$t_n^{\text{end}}$は市場の終了時、$t_{n+1}^{\text{start}}$は開始時を表す。
基準価格
将来の時間における基準価格は残念ながら分からない。ここについては自身で簡単なモデルを仮定するなど、工夫する必要がある。
税金
今回はつみたてNISAの枠内で買うことを想定しているため、基本的に考慮しない。